活用事例
Case Example

お祭り・イベントでリユース!

寺社仏閣のお祭りから、幼稚園の夏祭りまで、全国各地で大小さまざまなお祭りが日々開催されています。ここでは、地域のお祭りやイベントにおけるリユース食器の活用事例を紹介します。

お祭りでリユース

祇園祭

日本三大祭りの一つとして有名な『祇園祭』の一番の山場となる山鉾巡行にて、山鉾曵き手ボランティアへの給水ポイント各所で、リユースカップを導入しお茶を提供しました。晴天に恵まれ、給水ポイントでは約1,600杯のお茶が配布されました。これまでは紙コップを使用していたことから、約1,600個の紙コップを削減したこととなります。曵き手ボランティアの反応も良く「紙コップよりおいしく感じる」と、とても好評でした。

 

その他の利用例
おかやま桃太郎まつり(岡山)、横浜開港祭(神奈川)など

 

環境をテーマとしたお祭りでリユース

ロハスフェスタ

2006年秋にスタートしたロハスフェスタはヨーロッパの蚤の市をイメージし「身近なことからおしゃれに楽しく始められるエコ」をテーマに、作り手やその人の顔や思いが見える大量生産のできない手作り雑貨や家具、アンティーク、こだわり食材を使った手作りフードとスウィーツなどを販売するブースが出展しています。

リユース食器は第3回から導入され、第8回の夏の開催から飲食出展をしているブースでは、すべての使い捨て食器の代わりにリユース食器が使用されています。利用者は購入時にデポジットとして100円の預かり金を商品代にのせて支払い、会場内5ヵ所に設置されたリユース食器返却所に返却すると、100円が返金される仕組みです。

2009年10月に開催された第9回ロハスフェスタでは、洗浄ブースに食器洗浄機が2台設置され、ボランティアスタッフが使用済みの食器の洗浄を行いました。2日間合計でカップ1万6,785個、皿、丼類21,204個が使用され、6万人の来場者があったイベントにも関わらずごみの量は840kgでした。

このイベントの特徴は、なるべくゴミを出さずに楽しく過ごせるようにと「お支度しましょ」を提案しています。地域情報誌やwebなどの事前の告知では、マイバッグやマイ箸、スプーンやお皿などの持参を呼び掛けており、容器持参者には飲料代が割引になったり、おまけがつくなど、各ブースで特典が受けられます。水筒やマイボトルを持ってきた人が中身の飲み物を飲み終わった後に、飲料だけを購入できるように、給水・給茶コーナーが設置されており、500mlまで100円で購入することもできます。

 

その他の利用例
エコライフフェア(東京都)、アースガーデン(東京)、湾岸まるごとゴミ拾い(千葉県)、環境エキスポ(大阪府)、環境フェスティバル(大阪)など

 

市民のお祭りでリユース

左京区民ふれあい祭り

京都市左京区のお祭り『左京区民ふれあい祭り』では、飲食/飲料すべてにリユース食器が導入されました。11:00~15:00と短い開催時間の間に約8,000人(例年実績)もの集客があるこの祭りでは、飲食物が売れる時間は12:00~14:00に集中します。その間に約1800個ものリユース食器を洗浄し、利用しました。廃棄物の総量はこの規模にも関わらず90Lのごみ袋6袋で収まり(外部から持ち込まれたごみが大半を占める)、リユース食器システムを導入することで大幅な廃棄物の削減につながることが立証されました。

 

高速道路サービスエリアでのイベントでリユース

鴻ノ池SA「お客様感謝デー」── 100%の回収率を達成

本州四国連絡高速道路株式会社(JB四高速)が開催している鴻ノ池SAでは、2007年10月のお客様感謝デーでリユ-ス食器220個が利用されました。イベントでは、その場で食べやすいメニューとして、汁ものの金時あんみつをリユ-ス食器に入れて無料配布しました。

サービスエリアという開放された空間でリユース食器を導入するために、回収率向上の対策として、①配布の際の返却の呼び掛けの徹底、②スプーンも金属製のリユース食器を使用、③趣旨説明や返却を呼びかけるパネル看板の設置などを行った結果、100%の回収率を達成しました。

2007年12月27日に同SAで開催された「餅つき・ぜんざい無料配布」においても、ぜんざい245食にリユ-ス食器を導入し、呼び掛けやパネル展示を行った結果、100%の回収率を達成しました。会場で実施されたリユ-ス食器に関するアンケート(170人が回答)では、リユ-ス食器を利用することに85%が賛成、今後も継続することについて85%が賛成と答えています。

NETWORK

リユース食器ネットワーク参加団体

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リユース食器ネットワークには、リユース食器の貸し出し、洗浄サービス、イベントのコーディネートなどを行う団体が参加しています。

リユース食器を使ってみたい方はお近くの団体にお問い合わせください。

リユース食器の継続的な導入を検討している方、取材を希望される方は事務局までお問い合わせください。

 

リユース食器ネットワークの活動は三井物産環境基金の助成金を受けています。